架空の時代、街で影の薄い主人公。
『1984』『未来世紀ブラジル』に通じる世界観。
同じ時期に観た『複製された男』と同じように
自分にそっくりな男が現れ、自分ではできない
行動をどんどんしていく。
クローンではなく主人公が自ら生み出した自分の分身。
最後は、気持ちのいい終わりでは無いなんかよくわかん無い終わり方。
分身が現れている間の出来事は、
実際起きていた事なのか、それとも彼の妄想なのか?
『ファイトクラブ』のように他人から見ると
一人で見えない相手に喋ってる(ちょっと怪しい人)感じとも違う。
想いを寄せる彼女の対応も紙一重で自分が捨てた絵をゴミ捨て場から
収集してコレクションにしてるのを「嬉しい」と思うのか「気持ち悪い」
と、思うのか・・・。
あの対応を見る限り、少しは彼に想いがあったという事か?
何故か日本の『上を向いて歩こう」など何曲か挿入歌として使用されてる。
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